元利均等と元金均等の違いとは?
住宅ローンの支払い方法には「元利均等返済」と「元金均等返済」の2つがあります。基本的にはどちらかという事になると思いますが、新潟県名の金融機関さんを見てみると「元利均等返済」のみとしている所が多いようです。「元金均等返済」をご検討中の方は事前に金融機関へ確認することをおすすめします。
もしくは家づくりパートナーへお気軽にご相談ください。
さて、それでは「元利均等返済」と「元金均等返済」の違いをみてみましょう。
元利均等返済
元利均等返済とは毎月の支払額を一定にするために借り入れた金額と利息金額を合計した金額を支払回数で割ったものになります。固定期間が終了すると新しく適用される金利で見直されます。
毎月元本が減っていくことによって、返済額の中の元本分と利息分の内訳は変わっていきますが返済額は変りません。
返済当初は利息の割合が大きく、元本の減りは少ないので支払利息は多くなってしまいますが、毎月の返済額が一定のため、返済計画が立てやすいということがメリットです。ほとんどの場合「元利均等返済」を選択されると思います。
元金均等返済
元金均等返済とは、そのままですが元金部分を支払い回数で均等にして、借入残高にかかる利息分を上乗せして返済する方法です。
返済当初は残高も多いため利息が多くかかり毎月の返済額も多くなりますが、返済とともに一定額の元金が減っていくため1回目の返済が一番大きく、徐々に返済額は減っていきます。
元金均等返済は元利均等返済に比べて元金の減りが早いため支払総額でみてみると断然お得です。
例)3,000万円を元利均等、元金均等でそれぞれ35年返済、全期間固定金利3%、ボーナス返済なしでみてみると
元利均等返済の場合
毎月の支払額⇒115,455円で最後まで一定、総返済額は48,490,768円
元金均等返済の場合
毎月の支払額⇒初回146,428円、最終回71,847円、総返済額45,787,419円
元金均等返済のほうが約270万円少なくてすみます。
ただし、同じ条件での借入では当初の毎月返済額が多くなるため、収入などの借り入れ条件が厳しくなる場合がほとんどです。また、最初にもお話ししましたが取り扱っている金融機関がそれほど多くはありませんので事前の確認が必要です。フラット35や財形住宅融資などは取り扱っています。