住宅ローンと収入合算(連帯債務)について
ご主人もしくは奥様お一人の収入でご希望額を借入できれば問題はありませんが、最近は昔のように給与も毎年あがることがなく伸び悩んでおり、お一人の収入だけでは希望額を借り入れできない場合が結構あります。
そんな時に役立つ借入方法が「収入合算」です。もしくは夫婦別々で住宅ローンを組むという方法もあります。この場合住宅ローン減税をそれぞれで受けることが可能になります。
「収入合算」の場合ご夫婦のどちらかが連帯債務者となります。ただし、誰でもなれるというわけではないので注意して下さい。また、各金融機関ごとで細かい条件は違ってきますので事前に確認が必要です。
一般的なお話しをしますと、通常の住宅ローンの申込と一緒で、連帯債務者の方も勤続3年以上、年収200~250万円以上などが条件になっています。
パートやアルバイトなどの場合は連帯債務者になれませんので「収入合算」はできません。契約社員等の場合は金融機関によっては勤続、年収の条件を満たせば大丈夫の場合もありますので、こちらも事前にご確認下さい。
もう一つ注意が必要なことが、合算される収入について申込者本人の年収の半分まで、もしくは収入合算者の年収の半分まで等となっているので注意して下さい。
他には収入合算とは異なりますが、ご両親との同居などをお考えの際は「親子リレーローン」などと言われる、申込本人が子どもやその配偶者などを後継者(連帯債務者)として指定してローンを組む方法もあります。
ほとんどの金融機関が70~80才の間で完済を求めているため、40才後半以降住宅ローンを申し込む方はどうしても返済年数が短くなるため、毎月の返済額が多くなってしまいます。そんな時、この方法を利用することで70才以上の方でも住宅ローンを利用できたり、35年の最長返済が可能になります。
二世帯住宅などを考えるときなどに活用しましょう。