新潟の地盤と土地条件図
マイホームを建てたい場所の地盤を調べることは重要です。なぜなら、弱い地盤の上に住宅を建てた場合、住宅の重さで弱い地盤部分が不均一に沈み込み(不同沈下)、住宅の基礎や土台、柱・梁などの構造物に不均一なチカラがかかることで建物が損壊する場合があるからです。
そのため、弱い地盤の場合には、地盤改良(補強)工事を行っておく必要があるのですが、地盤改良工事の費用も50万円~300万円と大きなお金がかかってきますので、できるだけ地盤の良い土地を選ぶ意識が大事と思います。「地盤」に関して意識されていなかったため、住宅を建てる段階になって地盤改良工事が予定外の出費となり、泣く泣く住宅の仕様を大幅に縮小される方も少なくありません。
購入を検討されている土地の「地質」を調べることは、正式な地盤調査を行う前に地盤の強度を知る1つの判断材料になります。地質は「ボーリング」といって、地中に円筒状の穴を掘削して地質を調査したデータを参照することで確認ができます。なお、各地域のボーリングのデータは、大型の図書館(図書館によってはデータが古く実用的ではない事があります)で参照することができます。
もう1つ、国土地理院が発行している「土地条件図」も参考になります。
土地条件図を確認することによって、自然に出来た地盤であるか、盛土などによる人工地盤であるかの確認や、地質の確認をすることができます。(ちなみに人工地盤は、地盤としては弱い傾向にあります。)
ボーリングデータや土地条件図を参照され、比較的地盤の弱い新潟の中でも安定した地盤を選ぶことで不同沈下や地震発生時のリスクを低下させることが可能になります。
私共、家づくりパートナーでも地盤診断というサービスを無料で実施しておりますので「気になっている土地があるんだけど・・・」という事でしたら、お気軽にお声かけください。