地盤改良工事は必要ですか?
新潟という地域は河川により運ばれた土砂が堆積してできたため地盤としては弱い地域が多いです。そのため、家づくりに際して地盤への意識を持っていただくことが大事です。そこで出てくるのが「地盤改良工事」です。しかし、地盤改良工事って? 必要なの? という疑問があることと思います。
地盤改良工事はどんなときに必要で、どんな時に不要なのでしょうか?
地盤改良工事は、家の重さに耐えられるだけの「地盤の強さ」を土地が持っている場合には不要です。しかし、家の重さに耐えられない弱い地盤(軟弱地盤)の上に建物を建てる場合には必要です。なぜなら、建物の重さに耐えられない土地は部分的に沈みこみ、建物が斜めに傾くような現象が起こることがあるからです。これを「不同沈下」と言います。
不同沈下が起こると家が斜めになります。家が斜めになることで家の骨組み(土台や構造体)に不均一な力がかかり、骨組み部分が損傷し、耐震性が低下したり、倒壊する恐れもでてきます。
地盤改良工事は、義務ではありませんが適切に地盤改良工事をしないと保証会社の保証が受けられません。保証がない状況で万一、沈下事故が発生した場合、補修には何百万円もかかることになります。この「補修」については建物の補修と地盤自体の補修があります。
建物の補修は、施工業者が行うことが一般的ですが、施工業者としては、沈下事故が発生したら企業活動への影響も大きいため保証がつくよう地盤改良工事を行うことが一般的です。また、地盤部分の補修に関しては、万一のとき地盤部分も保証が適用される地盤保証を受けることが大切になります。
まとめですが、建物の重さより地盤が強ければ地盤改良工事は不要。しかし、建物の重さに対して地盤が弱い場合には不同沈下から家を守るため費用はかかりますが改良工事をされることをお勧めします。沈下による補修工事はその数倍の費用がかかることもあるからです。
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