団体信用生命保険(団信)について
住宅ローンを利用する際に必要不可欠な団信こと団体信用生命保険についてのお話です。
団体信用生命保険とはローンを借り入れた方に万が一のことがあった場合、住宅ローンの残債を債務者にかわって金融機関に返済してくれる保険です。
ご家族に保険金が支払われると勘違いされている方も多いですが、金融機関へ直接、その時点の残債相当額が支払われます。
民間の金融機関で住宅ローンを利用する際は、団体信用生命保険への加入は必須になっている場合がほとんどです。
要は死亡保険の一種なので、過去の病歴や通院、入院歴によっては引受を拒否される場合もあります。もちろん虚偽の申告をした場合は保険金は支払われませんので注意して下さい。団信の引き受け拒否の場合は住宅ローンの借入もできません。
民間金融機関の団信の場合は保険料については金融機関持ちの場合がほとんどです。住宅ローンを融資する金融機関が保険料を支払い、万が一の時は住宅ローンの残債を保険会社が金融機関に支払います。
では、団信に加入できない場合は住宅ローンは絶対に利用できないのでしょうか?
団信に加入できないと住宅ローンが借りられない?
実は団信の加入を義務付けていない商品もあります。それは、フラット35です。
フラットは団信への加入が任意となっているので融資申し込みの際、最初から申込をしないという選択肢も可能です。団信へ加入しないことが審査へ影響することは無いとは言われていますが、その辺はハッキリとは断定できません。
しかし、団信ヘ加入しなということは、あなたにもしものことがあった場合残されたご家族にそのまま住宅ローンが残るということです。他に生命保険を多く入っているから必要ない、という事なら別ですがオススメではありません。
団信の場合、ほとんどが3年以内の病歴や通院歴の申告なので、裏をかえせば3年以上経ってしまえば申告の必要はないということなので、多少時期をずらして住宅ローンに申込み、団信は加入されることをおすすめします。
民間の生命保険を利用することも有効
フラットの場合、団信の代わりに民間の生命保険を利用するという方法も有効です。これは、団信の保険料がどの年齢の人でも一律であるという部分を利用した方法になります。(通常の生命保険は、年齢が高くなるにつれて保険料もアップします。)
しかしフラットで採用されている機構団信という商品は30才の方でも50才の方でも借入金額が一緒なら保険料は同じです。同じ保険料なら年令の高い方はお得かもしれませんが、若い方にとっては損をしていることになりますよね。
また、最近の民間の生命保険は、タバコを吸わない方へ割引があったり、健康優良な方には商品によってはかなりの保険料のサービスがあります。
これらを利用することで、だいたい40才以下の方でタバコを吸わない健康優良な方の場合、同じ保険金額で保険料は機構団信の60%程度になる商品などもあります。
機構団信をご利用を考えて折れる場合には、是非この辺も上手にご利用してみてくださいね。もちろんFP木村による無料相談もお受けしています。