住宅ローンの種類(変動金利と固定金利どちらがいい?)
現在住宅ローンの金利タイプは大きく次の3つに分類することができます。
・ 変動金利・ 固定金利
・ 固定期間選択型
この3つの金利タイプを組み合わせることで現在日本国内ではおおよそ4,800種類の住宅ローンがあると言われています。
それでは1つづつ見ていきましょう!
変動金利型の住宅ローン
変動金利の特徴を見てみると
・ 半年ごとに金利を見直し、返済額は5年ごとに見直し
・ 金利の変動幅は従前の返済額の1.25倍まで
・ 金利変動があった場合は返済額の中で元金と利息分を調整して返済
次に変動金利のメリット、デメリットをみてみましょう
メリット
・ 低金利のため月々の返済額、利息を抑えることが出来る
・ 金利が低い分、大きな金利上昇がなければ総返済額を低く抑えることが出来る。
デメリット
・ 金利が上昇すると元本の返済割合が減らされる
・ 金利の急激な上昇時は未払利息が発生する場合がある。(毎月の返済額よりも利息分が多くなり元本が減らない、かつ毎月の返済額でまかない切れない利息部分も発生する)
固定金利の住宅ローン
固定金利の特徴
・ 借入時点で完済までの金利と総返済額が確定している
・ フラット35が代表的な商品
・ フラット35sのように当初10年間金利を低くおさえ、11年目からあがるタイプもある(11年目からの金利も確定している)
次に固定金利のメリット、デメリットをみてみましょう
メリット
・ 返済額が確定しているので家計管理しやすい
・ 金利上昇時でも金利は確定しているので影響はない
デメリット
・ 他の金利タイプと比べると金利は一番高い
・ 金利下降時は市場金利が下がっても返済額が減らない
固定期間選択型の住宅ローン
固定期間選択型の特徴
・ 3・5・10年などライフスタイルに合わせて固定期間を選択できる
・ 固定期間終了後は金利変動に伴い、毎月の返済額も変わる
・ 固定金利終了後はそのまま継続するか変動金利を選ぶか選択できる
・ 3年、5年など期間が短いものについては比較的低金利で借入可能
固定期間選択型を利用する際の注意点
・ 固定期間終了後の金利変動幅に注意する。毎月の返済額が大幅にアップする可能性アリ
・ 固定期間終了後、金利変動幅が大きい場合は借換も視野に入れる
・ 教育費やその他の資金が必要になってくる時期と固定金利終了時期が重ならないようにする
上記3つの金利タイプ、変動金利、固定金利、固定期間選択型それぞれのメリット・デメリットをしっかりと把握してご自身のライフプランにあった金利タイプを選択しましょう。